『1994 THE PATH TO GENESIS』樋貝吉郎 写真集
写真家 樋貝吉郎さんの4作目の写真集
『1994 THE PATH TO GENESIS』
写真展+リリースパーティにお邪魔しました。
1994年
私がまだゲレンデ脇のポコジャンで遊んでいたころ、すでにアラスカの大斜面を眼中に、
日本のスノーボードシーンの先駆者たちと白い大地を巡ってきた記録の数々。
ページをめくるごとに、過ぎ去った時間の移り変わりと、その時間の重みすら感じさせる一册です。 樋貝さん、おめでとうございます。
リリースパーティには、その時代から時を共にしてきた滑り手たちや、写真家 樋貝吉郎の作品を多くスノーシーンに露出してきた業界関係者などが多く集まり、当時を振り返ったり、写真に残された記録から時代の変化を改めて再確認したり、日本のスノーボードシーン創世記?の話などに花を咲かせていました。
日本のスノーボードシーンを引率する一人でもある玉井太郎さんも、この写真集ではプロデューサーとして関わっており、
「難産だった・・・」
という彼の一言が、この写真集出版に至るまでの道のりを色濃く物語っていました。
20数年前から変わらずスノーボードを愛し続け、滑り続け、撮り続ける先輩の姿。 写真を見ながら当時を振り返り、無邪気に笑う彼らの姿は「永遠の少年」そのもの。
本当に良い時間を紡いできたことを感じました。
そして、いく年経ってもそのときを残し続ける写真の持つ力は凄いなと、改めて感じた夜でした。
素晴らしい1冊。 ぜひ、皆さんにご覧頂きたい一作です。
さて、2017-2018シーズンもいよいよ始まりました。
私の撮影意欲に、また新しい火が灯りました。
To the Next STAGE !! 私も、素晴らしい仲間たちと、心に残るような一作を作りたいです。
MIHO Furuse